INTERVIER
先輩移住者の暮らし
演奏家
清水 佑一さん
(岡山県出身/2021年に移住)
音楽を人に教える、伝えることで、教育・文化の振興に寄与したい
音楽を人に教える、伝えることで、教育・文化の振興に寄与したい
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移住のきっかけ
音楽大学卒業後は、演奏家として就職するか進学したいと考えていましたが、新型コロナウイルスが流行し、国内のオーケストラの就職試験が期限未定の延期になりました。
そのような時、トランぺットの先生から、「Biz.Coop.はまだ」「石見音楽文化振興会」の取組を紹介してもらったことがきっかけです。 -
移住の決め手
「このコロナ禍でも、音楽ができる場所があるのか。」求人チラシを見て驚きましたが、実際に浜田市で行われた事業説明会に参加して、仕事の内容や、余暇の時間を活用して音楽活動ができることを聞いたり、実際に働く場所や生活環境を見学してイメージが湧きました。
浜田市には、高校生の頃、吹奏楽部の練習で訪れたことがあったような気がするのですが、はっきりとそのことは覚えていません。でも、自分の出身地である瀬戸内市も海に囲まれており、景色は少し似ています。
「浜田市なら、コロナ禍でも音楽をすることができる!」このことがとても大きく、特に移住への不安はありませんでした。 -
浜田暮らしの良いところ・面白いところ
なんといっても、海がきれいであることと新鮮なお魚が食べられることですね。
音楽の練習時間は、大学の時よりも充実しています。在学中は、学生が多いため、限られた練習室は取り合いになります。1回で3時間しかとれませんしね。でも今は、時間を気にせずに練習することができます。練習場所も家の近くにあり、本当に便利です。楽器には毎日触れていないと、すぐに口の筋力が衰えたりします。練習は、もう日課になっています。 -
浜田暮らしのとまどっているところ
残念なところ服屋など、私が好きなお店が少ないことですね。近隣の市町にはあるのに。そこが少し残念です。そのほかには特にありません。 -
浜田暮らしにおける展望
私は、演奏家としての活動だけではなく、音楽を人に「教える」「伝える」ことで、教育・文化の振興に寄与したいと思っています。浜田市は、都会のようにプロ交響楽団はありません。ですから、私達はプロ吹奏楽団として「ハイブリッドウィンドオーケストラ」を立ち上げました。何もないところから始める、普通の楽団ではできないことを自分達で作り上げる、これはとてもやりがいがあります。指揮・音楽総監督に藤重佳久さんが就任されました。
将来的に、「ハイブリッドウィンドオーケストラ」が発展して全国的に有名になれば、浜田市も盛り上がると思います。今は、人が少ないので、40人くらいの規模までにはしたいと思っています。
若い人達には、「もっとやってやる!」という気持ちで物事に取り組んでもらえたらいいかな。それくらいの気持ちの方が、伸びるんですよ。私も、相当な負けず嫌いです!(笑)。
平日
09:00 ~ 12:00 | 起床・練習 |
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12:00 ~ 18:00 | 仕事 |
18:00 ~ 20:00 | 練習 |
20:00 ~ 00:00 | 家でゆっくり |
0:00 | 就寝 |
休日
09:00 ~ 10:00 | 起床・準備 |
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10:00 ~ 12:00 | 中学校レッスン |
12:00 ~ 13:00 | 昼食 |
13:00 ~ 16:00 | 高校レッスン |
16:00 ~ 18:00 | 中学校レッスン |
18:00 ~ 21:00 | ハイブリッドウインドオーケストラリハーサル |
21:00 ~ 0:00 | 家でゆっくり |
0:00 | 就寝 |
移住前後の変化について
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移住前
住所 広島県 職業 大学生 家賃 3.8万円 通勤時間 自転車10分 -
移住後
住所 浜田市 職業 演奏家 家賃 4.3万円(住宅手当1/2有) 通勤時間 自家用車10分