INTERVIER
先輩移住者の暮らし
農業
峯山 和美さん
(広島県出身/2019年に移住)
人の優しさを感じる浜田で、農業を専業で取り組む
人の優しさを感じる浜田で、農業を専業で取り組む
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移住のきっかけ
妻の母親の実家が旭町にあり、そこで、草刈りを手伝うことがありました。草が伸び放題になっている畑をみて、義母に「この畑、何も作らないの?」と尋ねると、「もう、何も作らない。」と返事が。その時、「せっかく畑があるのに、使わないなんてもったいない!」と思いました。 -
移住の決め手
農地を有効活用できないかと考えているうちに、菌床しいたけを栽培していた義母が、農作業を行うのが難しくなったことや、子どもも手がかからなくなったことなどから、まずは菌床しいたけの栽培を引き継ぎ、農業を専業でやってみようと移住を決意しました。 -
浜田暮らしの良いところ・面白いところ
時間の使い方に、とても満足しています。例えば、移住前は通勤時間に40分かかっていたものが、浜田では通勤時間0分、すぐに農作業に取りかかることができます。
また、家から買い物や総合病院までは、結構な距離がありますが、渋滞がない分、トータルの時間で考えると、移住前と変わりません。
働き方についても、移住前は、通勤と労働で拘束時間が10~12時間でしたが、今は、自分で時間を決めて効率的に動くことができます。こうしてみると、移住前に便利だと思っていたことが、実はそうでもなかったのだと感じます。
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浜田暮らしのとまどっているところ・残念なところ
チェーン店が少ないと思います。買物の選択肢が少ないと思います。正直、浜田はもっとひらけているまちだと思っていました(笑)。
また、雪には戸惑いました。市街地は雪が降ってもすぐに溶けますが、山間部は、積もりますね。移住前は、スタッドレスを買うことを考えたことはありませんでしたので、驚きました。
浜田市といえば“魚”というように、農業も頑張っていますので、農業作物の“推し”をもっと宣伝してほしいです。どうしても県東部と比べられるので、販路を考えたときに工夫が必要だと感じています。
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浜田暮らしのポイント
「やりたいことを伝える」、「頼れるところは人に頼る」ということです。
私が住む集落は、月に1度、集金常会があります。その時、自分のやりたいことをみんなに話をするようにしています。そうすると、「こうしたらいい」とか、「手伝うよ、一緒にやろう」など、応援してくれます。地域の人が農機具を貸してくれたり。
農機具の販売員に相談したときにも、「今は買わずに、人に借りんさい。」って(笑)。人の優しさを感じます。
移住前後の変化について
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移住前
住所 広島県 職業 建設業 家賃 63,000円 通勤時間 自家用車40分 -
移住後
住所 浜田市 職業 農業 家賃 持ち家(義祖母の家) 通勤時間 0分(家の前に農地あり)