INTERVIER
先輩移住者の暮らし
地域おこし協力隊
由井 辰さん
(長野県出身/2023年に移住)
学生時代を過ごした「海のある生活」と「仲間」が忘れられずIターン
学生時代を過ごした「海のある生活」と「仲間」が忘れられずIターン
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移住のきっかけ
私は島根県立大学の浜田キャンパスで学生生活を送りました。
サーフィンやライフセービング、スノーボードなどのサークルを自ら立ち上げ
スポーツを通じて学生と地域の方々が協働することをコンセプトに活動していました。
そのサークル活動のおかげもあり、たくさんの地域の方々と仲良くなり、友好な関係を
築けたと感じています。
大学卒業後、一旦浜田を離れ東京で5年間菓子の専門商社で働きました。
都会の生活は、娯楽施設やショッピング、移動手段など、何もかもが充実していて
不便のない生活でしたが、どうしても学生時代浜田で過ごした“海のある生活”と
“浜田にいる仲間”が忘れられず、いつも心のどこかに穴が空いたような気持ちが
していました。
「自分の今後の人生においてどのような環境で生活するのが一番幸せなのか」
を徐々に考えるようになりました。その結果、やはり浜田で大好きな人々や
海に囲まれながら生きていくことが幸せだと思い、移住を検討し始めました。
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移住の決め手
浜田への移住の気持ちが決まっても、なかなかやりたい仕事や
前職のスキルを活かした仕事が見つかりませんでした。
およそ3年間、東京で「ふるさと島根定住財団」を通じて仕事を探したり
知人をたどって転職先を探したりしましたが、なかなか自分の条件に合う仕事が
見つからず、浜田での生活を諦めかけている時期がありました。
思い切ってそんな気持ちを浜田にいる知り合い達に相談したところ
自分のやりたい事やスキルを活かせる「地域おこし協力隊の事業承継のミッション」
をご紹介いただきました。
これは浜田市の後継者不在の事業者を、起業・創業を
目指す地域おこし協力隊が事業承継という形で引き継ぎ
浜田市の産業・伝統を維持していく取組です。
知識も経験もまだまだ足りない若い自分には不安しかない取組でしたが
「若いうちに色んな挑戦と経験をしてみたい」と考え移住を決めました。
また、浜田の仲間からも「お前の移住すごく嬉しいよ!みんなで応援するで!」
と嬉しい言葉をもらい、自分の背中を押してもらったことで移住を決意しました。
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浜田暮らしの良いところ・面白いところ
とにかく海が綺麗なところです。
沖縄の海にも負けないくらい綺麗だと思っています。
また、アウトドア好きな自分にとって浜田は10分でサーフィン
1時間でスノーボードに行くことができる、趣味を充実させてくれる
最高の場所だと思っています。
あとは地域の人々が温かいところです。
特に外部から移住してくる人に対して非常に面倒見が良く、とにかく優しいです。
移住者が多いのもそんな理由なのかなと思います。
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浜田暮らしのとまどっているところ・残念なところ
今のところ特にありません。
強いて言うなれば、美味しいものがたくさんありすぎて体型を維持するのが
難しくなったことくらいです。(笑)
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浜田にIターンして一番の変化は?
自分の時間をたくさん持てるようになったことです。
東京にいた時は、朝早くに起きて出勤し遅くまで働いて
ご飯とお風呂を済ませて寝るだけの生活でした。
自分の時間を持てるのは休みの日くらいでした。
しかし浜田に来てからは、平日は午後5時30分には
自宅に帰り、自分の時間が多く持てるようになりました。
仕事もプライベートもメリハリのある生活がとても気に入っています。
仕事終わりにサーフィンや海沿いの散歩によく行きます。 -
浜田暮らしのポイント(今後の抱負)
自分を温かく受け入れてくれた浜田の人々や
協力隊の仕事をサポートしてくれている方々に
感謝の気持ちを忘れずに仕事、生活をしていきたいです。
移住者は孤独になりやすい環境ですが、浜田では全く
孤独を感じない生活を送らせていただいています。
いつも助けてくれる地域の方々や協力隊業務をサポート
してくれる方々に恩返しできるように、協力隊の任務を
全うしていきたいと思います。
移住前後の変化について
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移住前
住所 神奈川県 職業 食料品専門商社 家賃 7万円(9割会社補助 1割自己負担) 通勤時間 約1時間30分(電車+徒歩) -
移住後
住所 浜田市 職業 地域おこし協力隊 家賃 6万5千円(5万円補助 1万5千円自己負担) 通勤時間 約10分(自家用車)