INTERVIER

先輩移住者の暮らし

一般社団法人 奥島根弥栄
田中 真也さん
(浜田市弥栄町 (弥栄村)出身/2011年に移住)

これからの弥栄のために~地域との繋がりを大切にしています~

これからの弥栄のために~地域との繋がりを大切にしています~

  • 移住のきっかけ

     私が小学生の頃の夢は小学校の教員でした。
    その頃の先生は地域の行事によく参加されていたこともあり、地域のことをよく知っていました。
    今思えば、弥栄町という町は昔からまち全体で“弥栄の”子どもを育てるという意識が強かったのではないかと思います。

    私自身が小学生の時代に出会った大人達のように、今度は自分が弥栄町の子ども達と関わり“弥栄って良いところだな”“いつか弥栄のためになにかできたらいいな”という想いを持ってもらえる存在になりたいと思っています。

     また、地元に残って生活している同級生たちがなぜかカッコ良くみえていたこともUターンのきっかけになっています。

    ※弥栄の子ども・・・地元、弥栄の町が好き。一度県外に出たとしてもまた弥栄に戻りたいと思える子。
  • 移住の決め手

     大学卒業後、県外でサッカースクールの先生の仕事に就きました。
    2年間ほど勤めたあと、地元に戻るなら早めがいいなと思いUターンを決めました。
     弥栄にも当時サッカーチームがあったので、子どもに関われる場所があったことも決め手となりました。
  • 移住への不安

    Uターンだったので仕事や環境など含め不安なことはありませんでした。
    現在勤めている奥島根弥栄では農家の方と話したり、商品の販路拡大、また草刈りロボットやセンチピードグラスの吹きつけ等の受託後の段取りなど、地域の方々と関わりながら毎日を過ごせて充実しています。
    ※センチピードグラス・・・維持管理の容易な草種の一つであり吹き付けることで雑草の侵入を抑えるという観点から注目を浴びている芝。
  • 浜田暮らしの良いところ・面白いところ

     春は桜並木、草木・田んぼの新緑、夏は川遊びや夏祭り、秋には紅葉や稲刈り、冬は雪が積もり雪景色を楽しめ、
    日々の暮らしの中で季節を感じることができます。
    四季折々の美しい風景や自然の変化を五感で感じることができ贅沢な時間を過ごせますよ。

    祭が開催された際には石見神楽を楽しむことができ、小さい頃から神楽を身近に感じられるのも良いところです。
  • 浜田暮らしのとまどっているところ・残念なところ

    弥栄町では特に子どもが少なくなってきています。
    保育園や小学校、中学校が弥栄町からなくなってしまうのではないかと心配しています。
    弥栄への移住検討者増加を目指し、県外の方を対象とした「お試し移住」や「保育園留学」実施に向け働きかけたいと思っています。
    ※【お試し移住】移住を検討している地域に短期間滞在して、土地の魅力や暮らしを体験する制度です。
    ※【保育園留学】1-2週間家族で地域に滞在する、こども主役の暮らし体験です。
  • 浜田にUターンして一番の変化は?

    県外にいた時は帰省すると「おかえりー」と同級生たちに迎えてもらう側でしたが、自分が「おかえり」と言って迎える立場になったことです。
    私自身、“同級生が地元にいる安心感”を与えてもらっていたのが、今度は私が与える立場となりました。
    「弥栄に帰ればあいつらがおるけぇ帰ろうかな」と思ってもらえれば嬉しいです。
  • 浜田暮らしのポイント(今後の抱負)

    自分の2人の子も含め、子どもたちが弥栄を好きになり誇りに思ってもらえるよう、弥栄で色んな経験をさせてあげたいです。
移住前後の変化について
  • 移住前
    住所 神戸市
    職業 サッカースクールの先生
    家賃 3,5000円
    通勤時間 自家用車10分
  • 移住後
    住所 浜田市弥栄町
    職業 一般社団法人 奥島根弥栄
    家賃 持ち家
    通勤時間 徒歩1分
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