INTERVIER

先輩移住者の暮らし

地域おこし協力隊(料理人)
岩藤 由起恵さん
(広島県出身/2022年に移住)

「海の見える所で、自分のお店を開く」ことを目標に頑張っています!

「海の見える所で、自分のお店を開く」ことを目標に頑張っています!

  • 移住のきっかけ、移住の決め手

    広島市の飲食店で働きながら、このまま一生働けるのかなど、今後をどうしようかと考えていました。
    そのような時、インターネットで、浜田市の地域おこし協力隊制度に、料理人を育成する事業があることを知りました。
    これを見つけたとき、以前から思い描いていた、「海のそばで暮らしたい」、「海のある生活を送りたい」
    という気持ちが高まるとともに、今後、自分のお店を開きたいという夢も重なり、「これはチャンスだ!」と思いました。
    浜田市には、何回かドライブで行ったことがあり、まちの雰囲気はわかっていましたし、浜田の海はとても好きでした。
    一方で、浜田には友達や知人がいないことや、田舎暮らしで、地域の付き合いが大変なのではという不安もありました。
    ただ、何より、海のある暮らしができて、料理人として成長できるこの事業に魅力を感じ、思い切って応募しました。
  • 働き方について

    地域おこし協力隊の任期は3年です。そのうち、1年半をかけて、市内7か所の飲食店に2か月ずつ働きます。
    1年半が経過した後は、1か所に絞って働きます。
    そして、任期終了後は、そのまま就職するか、自分で起業するかなど、自分で選択をすることができます。
    移住前も飲食店で働いてはいましたが、仕込みや下ごしらえなど、これまでとは勝手が違い、やることが多く、
    また、知らないことが多いため、私にとっては毎日が修行です。
    これまで、魚を捌けなかった私ですが、店主から「魚は捌けるようにならないとね...」と、
    丁寧に教えていただいて、なんとか捌けるようになりました。
     定休日を含め、週休2日制の勤務で、時間もきちんと管理していただいています。
    まだ、働き始めたばかりなので、慣れないこともありますが、落ち着いたら、
    休日を使ってしまね海洋館アクアスなど、いろいろと出かけてみたいと思っています。
  • 浜田暮らしの良いところ・面白いところ

    何といっても、すぐに海が見られることです。
    毎日、出勤前に海へ行き、砂浜にシートを敷いて海を眺めたり、読書をする時間を楽しんでいます。
    海を見ると、心が穏やかになります。海は、日々表情が変わります。晴れている時の波もいいですが、雨上がりの波もいい。
    今日と同じ波はもう二度と見ることはできない、これがいいんです!
    また、海から見る夕日もとても好きです。夕日も毎日同じではないんです。
    人が少ない中で、のんびりと眺める海は最高です!
    毎日、海を見て、心を整えてから仕事に行くのが、私の日課です。
  • 浜田暮らしのとまどっているところ・残念なところ

    家の近くに飲食店がないことが残念です。以前は、仕事帰りにふらっと立ち寄り、一杯飲んで帰るというのが楽しみでした。
    気軽にそういう場に行き、そこで人と知り合いになることも楽しかったのですが、今は、家までの交通手段が車になるため、
    帰りのことを考えると、飲んで帰ることが気軽にはできません。
    また、ゴミの分別には戸惑っています。移住する前は、スーパーの袋などビニール袋に分別して捨てれば良かったのですが、
    浜田市では、ゴミ袋を買う必要があります。また、細かい分別にまだ慣れず、悩んでしまうことがあります。
    あと、名前を書くのにも抵抗がありました。
  • 浜田暮らしのポイント

    移住前に、地理的なことはしっかりと把握しておいた方が良いと思います。
    私は、とにかく海のそばで暮らしたいと思い、物件を探しました。
    確かに今住んでいる所は海のそばです。ただ、私が一番理想とする、家から海が見えるアパートはありませんでした。
    また、海に近いからと思って選んだ家は、市街地からは少し離れており、
    日常生活においては少し不便だったということが、住んでみてわかりました。
    私には車があるので、それほど問題はないのですが、移住を検討している方は、日常生活などをイメージして、
    地理的なことを確認しておいた方が良いかもしれませんね。
    現地に来て、歩いたからこそ、色々と見えてくるものがあると思います。
  • 今後について

    海のそばで暮らすという夢は叶いました。
    次の私の夢は、「海の見える所で、自分のお店を開く」ことです。
    この3年間で、市内の飲食店を回り、それぞれのお店が持つノウハウを習得させていただけることは、とてもありがたいことだと思っています。
    ですから、とにかく今は、地域おこし協力隊として、なんでも一生懸命頑張りたいと思います。
移住前後の変化について
  • 移住前
    住所 広島市
    職業 喫茶店で調理
    家賃 40,000円/月
    通勤時間 自転車で10分
  • 移住後
    住所 浜田市
    職業 飲食店で調理(地域おこし協力隊)
    家賃 54,900円/月(市から5万円補助)
    通勤時間 自家用車で10分
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