INTERVIER
先輩移住者の暮らし
地域おこし協力隊
小川 直城さん
(愛知県出身/2023年に移住)
人が温かく、大好きな浜田で歴史文化の保存継承にかかわりたい
人が温かく、大好きな浜田で歴史文化の保存継承にかかわりたい
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移住のきっかけ
県立大学進学をきっかけに、浜田で過ごした経験と記憶が、
忘れられませんでした。
それは、人生で初めて自分のやりたいことをやらせてもらったことや、
地域の方々が頑張られている姿を目の当たりにしたことです。
大学卒業後は浜田に定着を希望していましたが、
就職先の都合で浜田を離れました。
私は歴史に興味があり、大学生時代から、浜田には多くの歴史資料が
あるのに、研究や保存が進んでおらず、このままではせっかくの
歴史文化の保存継承ができなくなるのでないか、
という危機感をもっていました。
浜田が本当に好きで、この地を守りたいという気持ちがあるなら、
すぐにでも浜田に帰るべきではないかと、
ずっと自問自答していました。
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移住の決め手
大学を卒業して地元に戻ったものの、浜田との接点がなくなるのがいやで
2~3ヶ月ごとに浜田に帰っていました(笑)。
この間浜田で就職活動もしたのですが、うまくいきませんでした。
当時の仕事に関して、やりがいはあるが物足りなさも感じていました。
そんな中で、浜田市の方から地域おこし協力隊の案内をいただきました。
仕事は、市内にある行政資料の整理と市民に閲覧可能な状態にすることで、
私自身が昔からやりたいと思っていた歴史の仕事ができる、
この上ないチャンスだと感じました。
とは言っても、浜田は都会と比べて賃金が低い、地域おこし協力隊
卒業後は、どうなるか分からない、などの点が不安材料でした。
そう考えて浜田に帰るのは諦めようとも思っていましたが、
モヤモヤするなら全力でやり切ってしまった方が良いと思ったこと、
そして両親や当時の職場の皆さんからの「やりたいことをやった方が良い」
という後押しが、移住の決め手となりました。
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浜田暮らしの良いところ・面白いところ
学生時代から感じていましたが、海と山がすぐ近くにあるという
環境の良さに加えて、人が温かいのが良いですね。
仕事の枠を超えた地域のつながりが深いです。
浜田で地域活動に参加するなどして地元の方々とのご縁が増えていくと、
心身ともに健康になっていくと思います。
また、人と人の距離が近いことが治安の良さにも一役買っている気がします。 -
浜田暮らしのとまどっているところ・残念なところ
私が一番に感じているのは公共交通機関の少なさです。
市内へのアクセスや、松江・広島などへの移動はバスや鉄道がありますが、
島根県西部の人口減少が影響してバス路線の縮小や
鉄道ダイヤの減便などにより、年々移動がしづらくなっている状況です。
市街地であれば車がなくてもある程度生活できますが、
車を持つことが前提になっていると思います。
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浜田にUIターンして一番の変化は?
心身ともに健康になったことが一番の変化です。
大学卒業後は東海地方で働いていましたが、
いつか浜田に戻りたいという思いがあり、
何か活動を始めるときの障害になっていました。
浜田に帰ってきたことで、気がかりなこともなくなり、
のびのびと生活できるようになったのが大きな変化です。
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浜田暮らしのポイント(今後の抱負)
今後は、転職した理由でもある「浜田の歴史を市内外の方に伝えて
歴史価値を認識してもらえるようにしたい」を、仕事とプライベート両方で
実践していきたいと考えています。
また、地域おこし協力隊の任期は最長3年と決まっており、
浜田でずっと暮らしていくためにも、任期終了後の職場探しにも
力を入れたいと思います。
移住前後の変化について
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移住前
住所 岐阜県 職業 会社員(公園管理) 家賃 37,000円 通勤時間 約30分(徒歩) -
移住後
住所 浜田市 職業 地域おこし協力隊 家賃 39,000円 通勤時間 約10分(徒歩)