INTERVIER
先輩移住者の暮らし
農業(やさか共同農場)
吉田 茉莉さん
(京都府出身/2023年に移住)
「地方に移住したい!」を・・・弥栄町で実現~
「地方に移住したい!」を・・・弥栄町で実現~
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移住のきっかけ
大学時代から、知らない土地、特に地方に住んでみたいという思いがあり、就職するタイミングで地元京都から出ようと考えていました。
もともと旅をするのが好きで国内各地へ訪れる度、その場所での魅力を発見し、
きっと住んでみないとわからない魅力があるだろうなと感じていました。
日本は広いし、地元である京都以外の場所を知って色々な場所に愛着を持ちたいと思い始めたのが移住を考えるきっかけとなっています。
就職活動をする中で、就職場所にこだわりはなく島根にある職場に就職が決まったので浜田に移住したのは私の中では自然な成り行きです。 -
移住の決め手
浜田で農業の仕事が決まったからです。
就職活動では、OLのような仕事も考えましたが自分がデスクワークをしているイメージがわきませんでした。
実家で父親が家庭菜園をしていたこともあり、農業への興味があったので次第に就農を考えるようになりました。
農業に対するイメージは体力がいるし大変だろうと思っていましたが、対「人」ではなく対「野菜」なので黙々と体を動かしながら作業ができるところに魅力を感じていました。
また、「住めば都」という考え方を強く持っていたことと、持ち前のフットワークの軽さで移住への一歩を踏み出すこととなりました。
そして「住めば都」とはその通りで、弥栄町に住んでドライブの楽しみができたり、移住したから知れた場所(浜田市周辺の地域)に行くこともでき、新たな楽しみ方が増えました。 -
移住への不安
これまで殆ど車を運転してこなかったため、車の運転が不安でした。
また公共交通機関の不便さを心配していました。
しかし、こちらに来てみると比較的運転しやすい街ということもあり車での移動ばかりになっています。
また、人口が少なく全く知り合いがいない土地での生活で、地域の方たちとの係りを持ちにくいのではないかという不安がありました。
しかし、町内(自治体)のイベント(バーベキューや産業祭の手伝い)など地域の方たちと関わる機会は多くあり、
地域内に顔見知りも増え心細さを感じることなく暮らせています。
自治会活動については億劫な印象もありますが、地域の一員であることを実感できる大切な機会だと考えています。 -
浜田暮らしの良いところ・面白いところ
海あり山あり自然が豊かなところです。
また自然や石州瓦の家々の景色がお気に入りです。海と紅い瓦の町並みを初めて見た時はヨーロッパの町並みのように見えました。
弥栄については自然の景色や田畑、古民家の雰囲気など全てが「地方で暮らす」私のイメージにピッタリでした。
また、引っ越してきた際には地域の方たちが温かく歓迎してくれ、人が少ない分親しくなりやすいと感じています。
2か月おきぐらいに農泊定例会の方達が郷土料理を作る機会を設けてくださり、先日こんにゃく作りを体験しました。(次回は手作り豆腐とのこと)
こういった地域の方達と関わる行事があるのも良いところだと思います。
浜田市は観光客も少なく、人口密度が低いので人ごみに疲れることがなくなりました。
車移動が基本の生活になったので、マイペースに行動しやすくなりました。 -
浜田暮らしのとまどっているところ・残念なところ
文化的な施設(映画館や本屋さんなど)や、飲食店のバリエーションが少ないです。
また病院の選択肢が少ないのも地方ならではだと思います。
実家に帰省する際は新幹線を利用するのですが、乗るまでが遠いです。 -
浜田にIターンして一番の変化は?
地域の行事に参加する機会が増えました。地域の方たちと親しみやすい環境のおかげで知り合いが増え、
行事があると手伝いの声がかかるようになりました。
それに伴い、地域に職場以外のコミュニティーを持つことができました。
また、シェアハウスに住んでいるので自分と同じように、地方に興味を持つ同じ境遇の若者に出会う機会が増え嬉しく思っています。 -
浜田暮らしのポイント(今後の抱負)
日々の生活を穏やかに過ごしていきたいです。
移住前後の変化について
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移住前
住所 京都市 職業 大学生 家賃 実家 通勤時間 自転車 15分 -
移住後
住所 浜田市弥栄町 職業 農業 家賃 35,000円(光熱費込み) 通勤時間 自家用車 10分