INTERVIER
先輩移住者の暮らし
リネンの配送
亀井 憲一郎さん、タチバナアンジェラ プリドーさん
(広島市 / フィリピン出身/2023年年に移住)
“島根県への移住”を叶えました
“島根県への移住”を叶えました
-
移住のきっかけ
【憲一郎さん】
学生時代の頃から島根にはよく遊びに来ていました。私にとって島根は当時の友人たちと青春を謳歌した大切な場所となっています。その頃から感じている「人の温かさ」「街並みの雰囲気」「気配りのできるきめ細やかさがある人たち」が印象深く「移住するなら島根じゃないと!」という思いをずーーっと持っていました。
広島に住んでいても10年程前から二人で毎週土日は島根(三郷町)に遊びに行き、温泉に入り、神楽を鑑賞し、地域の方達との交流を重ねてきました。そうするうちに、島根に住む将来のビジョンが自然と出来上がっていました。
【アンジェラさん】
浜田の海浜公園は初デートで訪れた思い出の場所となっています。
広島市内に住んでいたので、デートで出かける先は自然に囲まれた場所が多かったです。徐々に街にはない田舎の良さを感じ移住を考えるようになりました。 -
移住の決め手
【憲一郎さん】
ズバリ、空き家バンクで良い物件が見つかったからです!
移住を考え始めたころ、初めは色んな市の空き家バンクを見学しに行きました。
数十件は見学しましたが、ピンとくる物件はなかったのです。しかし今住んでいる物件を見学した際、妻の反応が全く違ったんです。妻が感動する姿を見て、縁を感じ「ここに住もう!」と決めました。
【アンジェラさん】
ここに見学に来た時、自然と惹かれるものがありました。
和風庭園がある家の雰囲気、周囲の環境、全てが頭の中にある『田舎暮らし』のイメージにピッタリでした。庭には、桜と梅の木があり春になるのが待ち遠しいです。
また、フィリピンの祖父の家が牧場で、山々に囲まれた景色がここと似ていて、より好きになりました。
-
移住への不安
【憲一郎さん】
初めての田舎暮らしをする妻が、ここが嫌にならないかが心配なぐらいです。
-
浜田暮らしの良いところ・面白いところ
【憲一郎さん】
今住んでいるところは夜になると星と月がとても奇麗です。
手に届きそうなぐらい近い星と、晴れた日の月光の輝きはここだから見える景色で気に入っています。
また、広島との雪の質の違いに驚きました。広島の雪は水分が多く、冷えると滑るんです。それに比べるとこっちの雪はパウダーでほわほわ。かき氷みたいで思わず食べてしまうくらいです。
島根県は古き良き日本がギュッと凝縮した県だと感じています。
周囲の方たちは、せかせかしていないし、心にゆとりがあるような気がします。
親しみやすさがあり安心して接することができます。
また、外部から来た人たちを快く受け入れてくれます。「人に何かをしてあげたい」という協力する力が、育った環境・地域社会により自然に備わっているように思います。
-
浜田暮らしのとまどっているところ・残念なところ
【アンジェラさん】
出身地であるフィリピンのものが売っているアジア物産の店がないことです。 -
浜田にIターンして一番の変化は?
【憲一郎さん】
私自身良い意味で「のん気」になりました。移住前は仕事に追われ、常に焦り、時間が経つのが早い毎日でした。
こちらに来て、周りの環境の良さに加え、好きなトラックの運転が仕事になったおかげで充実した毎日を過ごしています。
また、不思議なことにお酒の酔い方が変わりました。以前は酔うとグチグチ文句がでて、勢いよく飲むタイプだったのですが、今は楽しく、ゆっくりと飲むようになりました。
あと、雪が心配で周りからの勧めもあり、車を四駆に変えました。
【アンジェラさん】
スローライフになったことです。
ずっと仕事をしてきたので、趣味に使える時間ができて嬉しいです。
お菓子作りや、紐で作るコットンボールを作ったりものづくりを楽しんでいます。 -
浜田暮らしのポイント(今後の抱負)
【憲一郎さん】
今住んでいる市木地区を発展させたいです。
市木にもっと人を呼び、良い盛り上がりのある街にしていきたいです。
【アンジェラさん】
英会話教室を開きたいです。
以前は教室をしていたのですが、ここは周囲に子どもがいないので難しいのが現状ですが、機会があればやりたいです。 -
メッセージ
島根県出身で県外に出た若者へ~
『むやみに地元を捨てないでほしい!』
年を重ねて数年後、ここの良さに気づき、後悔することになる!!
移住前後の変化について
-
移住前
住所 広島市 職業 工場職員 家賃 持ち家 通勤時間 自家用車 30分 -
移住後
住所 浜田市旭町市木 職業 リネンの配送 家賃 持ち家(市の空き家バンク利用) 通勤時間 自家用車 30分