名前   :酒井 基宏(さかい もとひろ)

肩書き  :浜田市地域おこし協力隊(フリーミッション型)“ただいま”育て人

活動場所 :ふるさと体験村(弥栄町門田)、弥栄町全域

ミッション:関係人口創出/体験交流拠点構築/食文化継承

できること:

・土地そのものが奏でる自然を活かし愉しむ生活体験プログラム企画・設計

・関係人口型旅行の企画設計

・都市と地域をつなぐ翻訳・接続設計

・SNS戦略立案および発信

・映像/CGディレクション

・イベント企画運営

したいこと:

・ふるさと体験村を中核とした持続可能な交流プラットフォーム構築

・「また帰ってきたい」と言われる関係性の循環づくり

・「100年後も食したい弥栄レシピ」の体系化と次世代継承

・表現大学3.0による学びと実践の場の確立

・浜田市全域へ波及する持続可能な人材循環の仕組みづくり

自己紹介

はじめまして。浜田市地域おこし協力隊(フリーミッション型)として活動している酒井基宏です。

これまで東京を拠点に、テレビドラマや映画のCG制作に従事し、2013年にはドラマ「半沢直樹」のCGチーフとして制作に参加しました。起業や旅行業なども経験してきました。

いわゆる“都市型”の働き方を長く続けてきましたが、ある時から「便利さとは別の豊かさとは何だろう」と考えるようになりました。

弥栄町で2拠点生活を始め、気づいたのは、ここには“観光地”ではなく“豊かさそのもの”が在るということでした。

私が大切にしているのは、「土地そのものが奏でる自然を活かし愉しむ時間」です。
何度も訪れるうちに人と人がつながり、「おかえり」「ただいま」と言い合える関係が育まれていく。その積み重ねの先に、「ここに住みたい」という気持ちが芽生える。
弥栄町のふるさと体験村を中核とした“また帰ってきたくなる場所”づくりを、地域の皆さんと一緒に進めています。

協力隊になった経緯

都市部で長年活動する中で、便利さや効率性とは別の「本質的な豊かさ」を強く意識するようになりました。

弥栄町で2拠点生活を営む中で、田植えや収穫を知る人、山と生きる力がある人、食文化を継承している人・・・人の力を目の当たりにするたびに「弥栄には本質的な豊かさが確かに息づいている」と実感しました。

一方で、近年は地方移住相談件数が年々増加し、人々の生活意識は大きく変化しています。
自然とともに暮らしたい。地域と継続的に関わりたい。そうしたニーズは確実に高まっています。

しかし、既存の旅行商品は観光中心であり、「継続的に関わる」という視点は十分とは言えません。

また、移住希望者にとっては、地域の文化や生活習慣の違いが不安要素にもなります。

さらに現実として、「浜田?どこそれ?」という認知の壁があり、移住以前に“知ってもらう”段階で止まってしまっている状況もあります。

弥栄には価値がある。けれど、その価値が届いていない。

そして気づいたのです。
私が心から楽しいと思っていることや豊かさを感じていることと、地域おこし協力隊フリーミッションの活動内容が、ちょうど重なっていることに。

都市部と地域の両方を経験してきた立場だからこそ、この「楽しい」「嬉しい」を都市の人に翻訳し、

地域と自然に接続していくことができる。

それは無理に背伸びする役割ではなく、自分の感性をそのまま活かせる活動でした。

だからこそ、浜田市地域おこし協力隊に申し込みました。

起点はいつも、自分の「楽しい」と「嬉しい」。その延長線上に、いまの活動があります。

協力隊の活動内容

弥栄町では、人口減少や高齢化が進む中で、継続的に地域に関わる人材の確保が課題となっています。

そこで私は、ふるさと体験村を中核拠点に、観光から関係人口へ、関係人口から移住へとつながる動線を設計する活動を行っています。 SNSを活用し、体験の様子や移住実践のリアルを発信。2028年までにSNS総フォロワー1万人、関係人口1,000人の創出を目標としています。

1.生活体験プログラムの構築

弥栄町の人的資源・自然・文化を活かした滞在型交流プログラムを設計し、都市圏(特に広島都市圏)を主なターゲットとして展開。
「体験・学び・食」を軸に、関係人口の創出を図っています。

2.表現大学3.0の展開

体験・交流・学びを統合した場を整備し、地域と継続的に関わる人材育成とネットワーク形成を推進しています。

3.弥栄食文化の継承拠点づくり

「100年後も食したい弥栄レシピ」をテーマに、食文化の継承とお披露目の整備を構想しています。



◆フリーミッションへの応募を考えているあなたへ

フリーミッション型の地域おこし協力隊は、完成された正解が用意されている場ではありません。むしろ、正解がないからこそ、自分で道をつくっていける「楽しさの場」だと思っています。

島根の四季は、正直に言えば厳しいです。冬の寒さも、自然の力強さも、都会とはまったく違います。思い通りにいかないこともありますし、立ち止まる瞬間もあると思います。中途半端な気持ちでは、自然の大きさに飲まれてしまうこともあるでしょう。だからこそ大切なのは、誰かに与えられたテーマではなく、自分の内側から湧き上がってくる「これをやりたい」という情熱をたぎらせ続けられることだと思います。

ただ、ひとつお伝えしたいのは、
この地域にはちゃんと人のあたたかさがあります。

困ったときに声をかけてくれる人がいて、
一緒に笑ってくれる人がいて、
挑戦を見守ってくれる人がいます。

だから、すべてを一人で背負わなくて大丈夫です。

そして、もうひとつ大切にしてほしいのは、自分が心から“楽しい、嬉しい、面白い”と思えることを選ぶこと。地域のために、浜田市のために、と考えることはもちろん大切です。けれど、自分が楽しくない活動は、きっと続かないと私は思います。

自分の「楽しい、嬉しい、面白い」を信頼した先に生まれる豊かさが、地域に重なり、やがて浜田市へと届いていく。
フリーミッションには、そんな広がりを生み出す力があると思っています。