芳川 守
名前 :芳川 守(よしかわ まもる)
肩書き :浜田市農林振興課 地域おこし協力隊
活動場所 :旭町和田地区(和田まちづくりセンターを拠点にして活動)
ミッション:空き家の利活用、相談、管理
できること:不動産の相談・実務、暮らしに関する相談
したいこと:自分なりの二地域居住を実践し、地域の魅力を発掘していき、空き家を通して所有者と地域で暮らす方々、そこを利用したい方との「つなぎ」になる仕事をしたいです。
自己紹介
2023年8月に、岡山から地元浜田市旭町にUターンしました。妻は義母と岡山で暮らしており、二地域居住中です。大学卒業後、マンションデベロッパーで西日本を中心に転勤族を経験し、山口、岡山で不動産会社に勤務し開発、売買、仲介、管理、投資と様々な不動産業務を実践してきました。
十数年前に「瀬戸内国際芸術祭(瀬戸芸)」で島々を巡ったのを機に、色々な土地を巡り、その土地の「家」や「まちの景色」を見て、過去や未来を想像することに興味を持つようになりました。
そしてその土地の「お酒」を飲むのが楽しみです。普段は地元でとれたものなどで「酒の肴」をつくり、晩酌を楽しんでいます!


協力隊になった経緯
実家が空き家になり、家まわりの草取りや田の管理などで帰省して作業をしていると、キツイけどスーツを着ているときには感じられなかった、何ともいえない「充実感」を実感するとともに、川や山で遊んでいた子供のころの体験が蘇ってきて「ふるさとで暮らしてみたい」と思うようになりました。
ちょうど子育ても終わる時期だったので、であれば「体の動くうちに」とUターンを考え始めました。浜田市の同級生に話をしたところ、地元旭町和田地区で「地域おこし協力隊」の募集をするので応募してみてはどうかと提案されました。
和田地区は「農村RMO形成推進事業」のモデル地区に指定されており、事業の一つである「空き家」の利活用に取り組まれていましたが、「空き家」はたくさんあっても利活用どころか、空き家バンクの登録も進まない状況とのことでした。それならば35年間不動産に携わってきた経験が活かせ、地域にも貢献できるのではと思い、妻とも相談し「二地域居住」を決断しました。
協力隊の活動内容
旭町の和田地区まちづくり推進委員会で取り組んでいる「農村RMO形成推進事業」の取組みを実践するため、和田まちづくりセンター(私が通っていた旧和田小学校)を拠点に活動しています。
主にこれまでの経験を活かし、空き家所有者の中で利活用希望者を訪問し、登記の相談や調査、空き家の片付けを手伝い、まずは「空き家バンク」登録を数件行いました。
また問合せのあった方を案内し、物件だけでなく、地域の実情や行事なども案内し、地元集落とのコミュニケーションもはかり、転居後のサポートもできるようにしています。入居を希望される方は移住の方が多いことに今後の可能性を感じています。
また現在、空き家を利用して「田舎体験」ができる場づくりや、各地域の空き家を地元の方々と一緒に、利活用方法を模索する活動を行っています。
その他、地域のイベントや作業に積極的に参加しています。集落によって、それぞれの「慣習」もありますので地元の方に聞きながら覚えています。そういう意味では「まちづくりセンター」で勤務していることで、地域のいろんな方々にお会いできたことがありがたかったです。


私生活について
昨年初めて休耕田を借りて、地元の方から教えてもらいながら「米作り」に挑戦しています。実った稲が全部倒れるなど失敗だらけの一年目でしたが、軽トラ一杯に積まれた米を見ると、何とも言えない幸福感を感じました。 稲刈りが終わり、地元のお宮(神社)での祭りに奉納される日本遺産の「石見神楽」を昨年から舞わせてもらっています。舞いの練習に地元の若い方や子どもたちと汗を流し、酒を飲んで語らうのも楽しみのひとつです。
月に一度、岡山と浜田を往復し家族と過ごす二地域居住ですが、友人や以前の仕事関係者やお客様など様々な職種の方と交流を続けており、「しまね」との交流事業に発展できればと模索しています。
中山間地の「空き家」は、「負の財産」と捉えられていることが多いですが、「贅沢な財産」に思ってもらえるような取組みを考えていきたいと思いますので、地域を超えて交流していきましょう。